金鯱賞の分析・当たる|何が良いかなって

 チャンピオンズCが行われる中京競馬場では、土曜にも注目のGII金鯱賞(芝2000メートル)が組まれている。同レースが春からこの時期に移行したのは2012年だが、同年の勝ち馬オーシャンブルー、そして昨年の3着馬ウインバリアシオンが続く有馬記念で2着に好走。今年もグランプリへのステップレースとして目が離せない。

 最有力視されているのは、古馬になって完成しつつあるラストインパクト(栗東・松田博資厩舎、牡4歳)だ。2月の小倉大賞典で重賞初制覇を果たしたあとは勝ち切れずにいたが、前走の京都大賞典では3番手からレースを進め、先に抜け出したタマモベストプレイに競り勝って重賞2勝目を挙げた。優先出走権を得た天皇賞・秋を自重しての参戦。重賞連勝を果たすことができれば、今後のGIタイトルも見えてくる。

 宝塚記念7着後、左前脚の屈腱炎で休養していたウインバリアシオン(栗東・松永昌博厩舎、牡6歳)が、復帰戦を迎える。5カ月ぶりの実戦で、帰厩後の本格的な追い切り本数は少ないが、1週前追い切りではさすがの動きを見せた。GI2着が4回という実績は断然。目標はあくまでも次の有馬記念だが、1年半ぶりで臨んだ昨年も8番人気で3着と格好をつけており、好走が期待できる。

 エアソミュール(栗東・角居勝彦厩舎、牡5歳)も調子の良さが目立つ一頭だ。6月の鳴尾記念で重賞初制覇。一気に相手が強化された札幌記念こそ5着に敗れたが、前走の毎日王冠で重賞2勝目をマークした。のちに天皇賞・秋を制し、ジャパンCでも3着に好走するスピルバーグに先着してのVは価値がある。ラストインパクト同様、天皇賞・秋に向かわず、ここを勝ちにきた。手の内に入れている武豊騎手とのコンビで3つ目の重賞タイトルに挑む。

 栗東・池江泰寿厩舎からは4頭が登録。古豪トゥザグローリー(牡7歳)は4カ月ぶりの京都大賞典で復調気配を見せて5着。冬場に調子を上げる馬だけに警戒したい。ラブリーデイ(牡4歳)は4カ月ぶりのアルゼンチン共和国杯(5着)を叩いて確実に良化。天皇賞・秋(8着)は直線で前が塞がるアクシデントがあったサトノノブレス(牡4歳)も、着差はわずかで巻き返しは可能だろう。オーシャンブルー(牡6歳)は7カ月ぶりの実戦。動きはいいが、レース勘がカギになる。

 ダークシャドウ(美浦・堀宣行厩舎、牡7歳)は名手ライアン・ムーア騎手が魅力。中京は初出走だが、東京コースで全5勝を挙げるサウスポーだけに不安はない。ここ2戦は着順こそ12、10着だが着差はわずか。見限るのは早計だ。

 天皇賞・秋(9着=0秒3差)でハナを奪ったカレンブラックヒル(栗東・平田修厩舎、牡5歳)は、スピードが出る開幕週の馬場だけに注目される。中京で2勝を挙げているトウカイパラダイス(栗東・田所秀孝厩舎、牡7歳)、末脚切れるユールシンギング(美浦・勢司和浩厩舎、牡4歳)、ひと息入れて立て直してきたクランモンタナ(栗東・音無秀孝厩舎、牡5歳)なども差はない。

 
意外とTRを勝ってG1を回避した馬が多い
京都大賞典-ラストインパクト
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