ステファノス|海外遠征(クイーンエリザベス2世C)|まとめ 

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 春のG1がひと休みの今週、藤原英厩舎が日本と香港で同日重賞Vに挑む。安田記念の前哨戦となる読売マイラーズC・G2(26日、京都)で“無冠の大器”フィエロが悲願のタイトル奪取を狙えば、香港・シャティン競馬場で同じ日に行われるクイーンエリザベス2世C・G1にはステファノスが福永とのコンビで挑戦。日本と海外で同日タイトル奪取なら、史上初の快挙となる。

 福永が思い出深い香港で自身6つ目の海外G1制覇を目指す。出国前の14日に行われたステファノスの最終追い切りで状態を確認。CWコースでの併せ馬で6ハロン81秒3、ラスト1ハロン11秒5で1馬身先着した動きに「身のこなしが良くて、ビシッとやることができた。出来に関しては問題ない」と大きな手応えを感じて、相棒を送り出した。

 16日に日本を立ったディープインパクト産駒はシャティン競馬場で調整中。「いい状態。うまいこといっている」と話す藤原英調教師はこれまで延べ6回海外に挑戦。うち4回は香港。13年のこのレースで敗れたエイシンフラッシュなどの3着が最高成績だ。「(G1を)取りたいと思って、ここを使う。勝ちにいきたい。勝負をかける」

 陣営がその強い思いを託したのが福永だ。02、03年のこのレース連覇を含め、エイシンプレストンで香港G1を3勝。昨年のドバイ・デューティフリーでは、ジャスタウェイで6馬身1/4差をつけて圧勝し、“世界一”の称号を得るなど、海外での勝負強さが光る。

 国内では全国リーディングを快走する鞍上も意欲満々だ。「香港で一頭になるのが心配。でも、海外遠征に慣れている陣営なので、問題はないでしょう」。今年も『FUKUNAGA』が世界をあっと言わせるか。(尚)

 ◆クイーンエリザベス2世C 香港のシャティン競馬場で行われるG1。97年から現行の芝2000メートルで施行されるようになった。今年で41回目を迎える。総賞金は2000万香港ドル(約3億円)、1着賞金は1140万香港ドル(約1億7100万円)。日本馬は過去に02、03年エイシンプレストン(ともに福永騎乗)、12年ルーラーシップ(リスポリ騎乗)が優勝している。

 
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