中山金杯穴馬|2015年|いろいろなまとめ

 2015年の中央競馬の幕開けを告げる重賞・中山金杯が、4日に開催される。出走馬の1頭、マイネルミラノは準オープンを勝ったばかりの上がり馬で、中山は全5勝中4勝をマークするなど得意だ。大幅な馬体増だった前走を叩いて、気配はさらに上向きで、同じ相沢厩舎のアイスフォーリスとともに重賞初Vを目指している。

 新年最初の重賞は“中山の神”にお任せ。全5勝中4勝を中山で挙げているマイネルミラノが、中山金杯で2015年の重賞勝ち初めを狙う。

 「ハンデの55キロは1キロ見込まれた感じだけど、中山ならね」

 相沢調教師は得意のコースで手応えを感じている。昨年は2月の東京から始動して6戦4勝2着2回のパーフェクト連対。500万下から一気にオープンまで駆け上がった。完全に本格化したことを証明したのは前走の美浦Sだ。約5カ月ぶりの休み明けで馬体重はプラス14キロ。デビュー以来最高の484キロでの出走だったが、好スタートからハナを奪うと、1馬身1/4差をつけて快勝した。

 「久々で引っ掛かってしまったけど、強い競馬だったね。馬体は思ったほど絞れてこないけど、休み明けを使ったぶん、良くなっている」

 トレーナーの言葉どおり、大みそかの追い切りではWコースで5ハロン65秒0、3ハロン38秒3-13秒2を馬なりで計時。軽快さが増した動きから上積みは十分感じられる。

 「ハナにはこだわらないけど、もまれない競馬ができれば楽しみだよ」

 同じ厩舎からはアイスフォーリスも参戦。有馬記念で有終の美を飾ったジェンティルドンナと同世代で、12年のオークスで3着に食い込んだ実力馬は3月15日の中山牝馬S(中山、GIII、芝1800メートル)で引退の予定だ。「53キロだし、中山なら勝負になると思う。前走の愛知杯(10着)は雨(で重馬場)だったからね。なんとか重賞をひとつ取らせてあげたい」とトレーナー。

 マイネルミラノとアイスフォーリスは、どちらが勝っても重賞初V。今年は相沢厩舎の攻勢で幕を開けそうだ。 (柴田章利)

■中山の急坂

 中山競馬場の芝コースには残り180メートルから70メートル地点にかけて上り坂が設けられている。高低差2.2メートル、最大勾配2.24%と日本の競馬場の中で最も厳しい。直線で伸びてきた馬の脚いろが急坂で鈍り、ゴール前で逆転となるケースも多い。

 
中山金杯
やっぱり適正がものをいいそうな感じですね。
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